胃がんの発症リスクと改善方法

 

胃がんとは、胃の壁の内側部位にある細胞が、がん細胞に変化して起こる病気です。検診などで見付かるようなサイズになるまで数年かかると言われており、また患者本人も無自覚無症状であることが多く、本当に初期の頃の胃がんは発見しにくいため検診で発見できることは少ないかもしれません。主な症状としては、胸・胃の痛みや不快感、違和感、胸焼け、食欲がなくなる、吐き気などが挙げられます。胃炎や胃潰瘍の症状と似ていることもあり、発見が遅れる原因になっているようです。

 

胃がんの因子を含んだ細胞が大きくなるにつれて胃の壁の中に入り、胃の外側にある細胞(しょう膜)にまで広がり、将来的には大腸やすい臓にまで拡がっていきます。

 

胃がんの原因となるリスク要因には複数ありますが、中でも喫煙や食生活などの生活習慣、またはピロリ菌を胃内に持っていると、胃がんの発生リスクが高まるとされています。また、元々胃が弱い人、胃炎がなかなか治らないと思っていたら実は胃がんであった、などという人もいるようです。

 

こうした発症リスクを取り除くには、原因そのものを改善する必要があります。例えば禁煙をする、塩分の多い食事を控える、野菜や果物をできるだけ多く摂取する、などが挙げられます。そのほか、これは胃がんだけに言えたことではありませんが、運動不足の解消も生活習慣の改善につながりますので、特に肥満傾向にある人は適度な運動を心がけるようにしましょう。こうした生活習慣の改善が予防につながります。

 

ピロリ菌は胃炎の原因ともされていて、近年では日本人のピロリ菌罹患率は40代以上が最も多く、若年層では低下していると言われています。また、胃がんで亡くなった人の割合は全ての種類のがんの中で、男性2位・女性3位(どちらも2013年時点での統計)となっていますが、昔と比べると割合としては近年減少傾向にあります。
ピロリ菌の除去には投薬と定期的な胃の検診が効果的とされていますので、医師の診断に従うようにしましょう。