心筋梗塞の発症リスクと改善方法

 

心筋梗塞は年間10万人以上の方が発症しており、生活環境の変化から近年増加傾向にあります。この病気は女性より中高年の男性に多い病気のイメージがありますが心筋梗塞とは一体どんな病気なのでしょう。

 

心筋梗塞は冠動脈疾患の一つです。心臓の表面には冠動脈という生命維持に重要な血管があります。冠動脈から心臓の筋肉である心筋に酸素と栄養が送られるため、心臓は休むことなく動きつづけることができます。

 

この重要な冠動脈の血管の内側に血栓ができ血管を詰まらせ、心筋に酸素と栄養が送られなくなり心筋は壊死してしまいます。これが心筋梗塞です。この血栓が脳へと流れ血管を詰まらせると脳梗塞を引き起こすことがあります。

 

心筋梗塞には前兆があり、胸の辺りが締め詰められるような痛みを感じたり、左肩や背中に痛みを感じる、左手小指が傷む、奥歯が傷む、冷や汗をかく、吐き気がする。このような症状が感じられたら痛みが治まっても病院で検査してもらいましょう。

 

心筋梗塞の前兆がどのようなものがあるのかを知っていると助かる確率はぐんと上がります。
病気に対しての知識を深めておくことは重要です。

 

心筋梗塞の原因である血栓は血管の中を流れる血液が血管を傷つけてしまい血栓が作られます。血液がドロドロな状態の場合血管を傷つけやすいため血栓ができやすくなります。つまり動脈硬化を起こしているんです。
動脈硬化を起こしている血液はドロドロで血栓を溶かしにくい状態です。

 

もし急性心筋梗塞になってしまった場合は直ちに心筋の壊死を防がないといけないので、直ぐにどのくらい詰まっているのか検査を行い血栓溶解剤と使う方法とカテーテルを使うかが決められます。健康診断や前兆などで病院を訪れた場合は冠動脈の詰まり具合を診て治療方針が医師によって決められます。

 

治療の方法としてはバルーン治療・ステント治療・薬物治療の3つがあり、バルーン治療はカテーテルと呼ばれる細い管を血管内に差し込み、血管の詰まっている個所でカテーテルの先につけられたバルーンを膨らませることで詰まった血管を広げる手術です。ステント治療はバルーンを使ってステントと呼ばれる網目状の管を詰まっている血管内で膨らませ、ステントをそのまま血管内に残す手術です。

 

しかし重度の冠動脈疾患の場合はバイパス手術が行われます。バイパス手術とは開胸して健康な血管の一部を取り出し、詰まっている血管を迂回するように繋ぎ合わせる手術です。

 

急性心筋梗塞の疑いで運ばれてきた場合、冠動脈性心疾患の一つである狭心症の可能性もあるので、胸痛などの症状、心電図、 冠動脈造影検査などを行います。心電図は心筋梗塞と狭心症を見分けるのに重要で、心筋梗塞の場合ST部分が上昇するのに対し狭心症では低下するので区別ができます。

 

いくつもの検査を行い病名を判断し適切な治療が施されます。
心筋梗塞を引き起こす要因には食事・飲酒・喫煙・肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症・ストレスなどがあげられます。特に食事はコレステロールの高い、高カロリーな食事を摂っていると血管にそれらが付着し血栓を作ってしまいます。

 

心筋梗塞など冠動脈性心疾患を引き起こすリスクがどのくらいあるのかをスコア形式で予測するできるものがあります。このスコアに従って年齢やコレステロール値、性別、喫煙などの項目に自分の健康状態などを当てはめると点数でそのリスクが評価されます。

 

現代社会ストレスを抱えている人も多く、また食生活の乱れなどで心筋梗塞も若者でも増加しているようです。もう少し健康に意識を向けないといけない社会なのかもしれません。「日経Gooday」という健康情報サイトもあるので健康について知識を増やしたり、血圧計を買って毎日図るなど病気の予防に心掛けましょう。